森繁久弥を偲ぶ
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スピルバーグ監督の『未知との遭遇』や『ET』はどこかロマンティックであり、異星人との遭遇を友好的なムードで表現していた。同じ題材でもM・ナイト・シャマラン監督の『サイン』は未知なる異星人を侵略者として扱い、その恐怖に狂う家族の日常を描きだしていた。映画ファンならどの作品もご覧になっていることだろう。だからこそ本作に興味が出たハズ!実は筆者もそのひとりです。映画『THE 4TH KIND』は現存する記録映像(未知なる体験をした人々のインタビュー)からなる再現ドラマ仕立てだが、バラエティー色が強まるTV再現ドラマとは根本的に違い、著名な映画スターであるミラ・ジョヴォヴィッチがナビゲーターとして登場し主演している。この手の話しは日本でも多くのバラエティー番組で放送され、どちらかといえば低俗なポジションで語られ遊ばれて終わる。だが本作はドキュメンタリー映像と再現ドラマをスクリーン画面で同時に進行させるという手法が生々しさを演出しており、実際に起きた事件(宇宙人による拉致=THE 4TH KIND)として丁寧に扱われた重みがある。そして女優ミラ・ジョヴォヴィッチの存在(演技)が映画の質を支えている。だが映画として面白いか?となると、好き嫌いの話しですから・・・。
【試写会データ】2009.12.08/新宿厚生年金ホール
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本作の試写を観ていたら世界的に有名なフォークデュオの相方が俳優として久方ぶりに出演していたので驚いてしまった。夫の浮気が原因で離婚した主人公サンディは40才、新天地NYで2人の子供を養いながらTV局に就職する。ベビーシッターを探していた彼女は近所のカフェで働く24才のフリーター青年アラムに好意を抱き彼を雇うことに。やがて2人の間には恋が芽生え、青年アラムは彼女と2人の子供を連れて両親の家へ向かう。ここでアラムの父親を演じた初老の男優に注目!試写後すぐキャストを調べたがチラシにも公式オフィシャルサイトにも明記されておらず確証はないが、筆者の目に狂いがなければ今年7月に来日したS&Gのアート・ガーファンクルその人である!彼が俳優としても活躍していたことを知る人は少ない。出演本数こそ少ないが、名優ジャック・ニコルソンやキャンディス・バーゲン等と共に出演した映画『愛の狩人』(1971)は有名。しかし映画配給会社を始めメディアはアーティーについて一言もふれていないことに筆者は憤りを感じてしまった。昨今の映画宣伝チームの若年化を考えれば知る術もなく仕方のないことなのだろうが、アート・ガーファンクルが出演していると告知すれば団塊世代が劇場へ足を運ぶやもしれず、キャスト不記載は誠に残念だ!さて肝心の作品は至って平凡なラブコメに仕上がっています。個人的には不愉快な結末に思えてならぬが、リーマンショック後の米国経済の在り方やNPO活動家が台頭する現米国社会の変化にあわせた象徴的な結末になっていた。2008年以前であればアラムは間違いなくウォール街へ就職し成功を収め、彼女と再開したであろう・・・。映画は時代を映す鏡そのものです。※写真は米国オリジナルポスター
【試写会データ】2009.11.13/よみうりホール
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