2008年12月20日 (土)

マンマ・ミーア

Photo_8劇団四季ミュージカル<MAMMA MIA!>の虜になった方は、さぞや本編の公開(09.1.30)が待ち遠しいことだろう。そして<ABBA武道館ライブ>を生で体験した世代にとり本編はビッグプレゼントとなるに違いない。あの日、あの時代、毎日ラジオから流れていた大ヒットナンバーで構成された物語は、楽しくて、元気になって、超ご機嫌なのだ~。驚くべき事に主役のメリル・ストリープがちゃんと歌っています♪その他の出演も自分の声で立派に歌っているからミュージカル映画として充分に楽しめる。それもぜ~んぶ、ABBAのグレートソングのおかげです。試写を観たあとに感じたのだが、この映画は椅子に着席する通常のスクリーン上映よりもオールスタンディング形式のホールで上映することを強くお薦めしたい作品だ。有名ホテルの支配人さん!映画会社とタイアップして結婚披露宴会場をダンスフロアーに造り替えて上映してはいかがです~♪ラストシーンは大いに盛りあがると思います。

【試写会データ】2008.10.07/朝日ホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月16日 (火)

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

Photo_9怪物たちの造形美には敬服するが物語を構成する要素にオリジナリティを感じることは正直できなかった。ファンタジーの名作『パンズ・ラビリンス』の豊かな創造性が失われ、最初から最後まで悪い意味でのハリウッド仕事で終わっている。お金をつぎ込んでも傑作は生まれないというお手本になってしまった。それはまるで東京の渋谷駅ハチ公前のスクランブル交差点で迷子になったような気分でしたね。つまり詰め込み過ぎなんだよね。最後にハッキリ言う~駄作です!

【試写会データ】2008.11.14/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月11日 (木)

アラビアのロレンス<ニュープリントバージョン>

Photo_10NHK.BS2<没後10年-黒澤明特集>で映画 『デルス・ウザーラ』を観た。しかしフィルム状態が悪く色が安定しておらず、せっかくの名作が台無しだった。それと同じ事がこの『アラビアのロレンス』にも言える。近年の撮影技術は飛躍的に進化し、録音や効果音の技術向上は映画に力を与えています。しかし本作が撮影された1962年当時は決して豊かな状況ではなかったと推察する。しかし完成した映画は幾多の困難を乗り越え名作として語り継がれてきた。偉大な作曲家「モーリス・ジャール」のサウンドトラックの素晴らしさには感嘆するが、当時の録音技術ではシネコンのTHX音響システムに耳慣れた筆者の感性をゾクゾクさせる事は残念ながらできなかった。今回のリバイバル上映は<ニュー・プリントバージョン>です。それでもフィルムの劣化を補うにはまだまだ時間とお金が必要だろう。特に音楽は全てのスコアーを再録する必要があると感じた。効果音もまた然りだ。これほどの名作が『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリー・ポッター』より見劣りする状態のまま放置されている現実を思うと心が痛む。映画会社は更なる努力を傾けて『アラビアのロレンス』を蘇らせてほしい。そして次の総指揮には、幼少時代に本作品を観て感動したと語っていたジョージ・ルーカス監督に大役を果たしていただきたい!オビワン・ケノービ役で映画 『スター・ウォーズ』に出演した英国俳優<アレック・ギネス>は、この『アラビアのロレンス』でファイサル王子役で出演している。ジョージ・ルーカス監督はこのファイサル王子を演じたアレック・ギネスを見てオビワン・ケノービ役に抜擢したと思われる。そして『スター・ウォーズ』の舞台は砂漠でした。映画の節々に『スター・ウォーズ』との類似点を数多くみつけることができます。この映画は映画館の大スクリーンで観てこそ報われる作品です。ぜひ劇場へ足を運んでご覧下さい~!これが最後のチャンスかもしれません。お見逃しなく。

【試写会データ】2008.12.09/銀座テアトルシネマ

<追記=テアトル東京より>本作品は1916年、第一次世界大戦に揺れるアラビアを舞台に英国人でありながら、その地の人々の自由のために戦った、指導者と戦術家としての類稀なる能力を持つロレンスの半生を壮大なスケールで描いています。1962年の初公開時には世界中の観客が観たこともない映像と圧倒的なドラマに息をのみアカデミー賞では最優秀作品賞を始め7部門を獲得した名作中の名作です。あのスティーブン・スピルバーグも、若き日にこの映画を観て監督になろうと決意したと語っています。今回上映いたしますのは、 そのスピルバーグとマーティン・スコセッシらの働きかけによりオリジナルに近い形に復元された完成版です。 どうぞこの機会にご覧下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月15日 (土)

252-生存者あり

252麹町から汐留に本社を移転した日本テレビは今年で開局55年を迎える。それを讃える映画が『252-生存者あり』です。そのためだろうか?物語の舞台となる災害地は、お膝元の汐留新橋地区になっている!そして本作は消防救助機動部隊(通称ハイパーレスキュー隊)の活躍を描いたパニックムービーだ!元祖パニックムービーといえば1970年代に大ヒットした『ポセイドン・アドベンチャー』と『タワーリング・イン・フェルノ』が有名だが、まさに本作はこの2つの映画を足して2で割った感じです。タイトルになっている252の意味を知らない人は、無理に調べる必要はありません。知らないまま映画を観た方が良いと思います。主役の一人を演じる伊藤英明さんは映画『海猿』でも潜水士という過酷なレスキュー隊員を見事に演じていたが、本作でも元ハイパーレスキュー隊員を見事に演じきっている。ここまできたら彼は日本人版チャールトン・ヘストンになればいい!邦画界には彼にしか演ずることができない役があるようだ。映画の出来栄えは、これといって「可」も「不可」もなく観た人が判断しましょう。

【試写会データ】2008.11.14/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月25日 (土)

ハンサム☆スーツ

Photo_13試写会場は大爆笑の渦に巻き込まれた!こんなにお腹の底から笑ったのは久しぶりかもしれない。映画として観れば陳腐であろう。これは映画じゃないと怒る人もいよう。しかし映画とは大衆娯楽からスタートした庶民の楽しみです。戦後の貧しさや苦しみを救ったのは大衆演劇や映画でした。その中心には必ず笑いがあった!笑いは哀しみを吹き飛ばしてくれます!笑いは疲れた心を癒してくれます!笑いは神が人類だけに授けてくれた特権だ!大笑いしたい方は映画館へどうぞ!笑いのツボを心得たスタッフ一同がお贈りする今年度最高の大笑いは全世界でリメーク化されること間違いなしだ。(※最後まで席を立たずに観て下さい~おまけ映像あり)

【試写会データ】2008.10.23/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 3日 (金)

僕らのミライへ逆回転

Photo_16これはハリウッド版『ニューシネマパラダイス』に違いないのだが、哀しいことに邦画タイトルが本作の真意を伝えきれていません。このタイトルでは誤解を招く恐れがあり、映画を観る以前に多くの人がパスしてしまいかねないな・・・。筆者も試写を観るまでは単なるコメディー映画と思っていた。しかし予想を裏切る映画賛歌(ヒューマンドラマ)に思わず心を打たれてしまった!ジャック・ブラックを襲う超常現象は物語の構成上どうしても必要だとも思えるが、エンディングの素晴らしさを考えると少しふざけすぎて不自然ではないのか?しかしその演出さえも、もしかしたら有名な映画のパロディーではないかと思え、今回は少々弱気の映画レビューになっています。本作は明日にも潰れそうなビデオレンタル店の店員2人が、奇想天外なヒラメキで繁盛店へと大躍進させるサクセスストーリー!それは本編を観てのお楽しみです。ただし、「ゴーストバスターズ」「ラッシュアワー」「2001宇宙の旅」「ロッキー」「ロボコップ」「ドライビングMissデイジー」を一度も観たことがない若い映画ファンの皆さんはDVDを借り予習しておく必要があります。

【試写会データ】2008.08.18/映画美学校第一試写室

| | コメント (0) | トラックバック (1)

P.S.アイラブユー

Ps脳腫瘍で急死した夫ジェリーから届き始めた手紙には、妻の心を解き放つ術が伝授されていた。天国から届く手紙は一年間続くのだが・・。35歳の若さで愛する夫を突然失ったホリーを演じるのは映画『ミリオンダラー・ベイビー』で女性ボクサーチャンプを演じたヒラリー・スワンク。どちらかといえばクールでスポーツマンタイプの彼女だが本作では愛らしい未亡人役を演じています。またデビュー当時フランク・シナトラの再来と讃えられたハリー・コニック・Jrが彼女に密かな恋心を抱くダニエル役で出演している。他にも個性溢れる俳優陣が演技を競っているが、最近のハリウッドはちょっとしたアイルランドブームなのだろうか?二人が出逢った想い出の地はアイルランドだ。本作の中でもアイルランドの音楽が多様されていた。本年度アカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞した映画『onceダブリンの街角で』の影響が伺い知れる。さて映画そのものの評価だが、全編コメディータッチで描かれたラブストーリーに悲愴感はみられず、愛する伴侶を突然の死で失った世界中の女性たちへの応援メッセージ?と言えなくもない。しかし現実は映画のように甘くはないだろうが、妙薬になるか否かは、観た人の判断に委ねます。

【試写会データ】2008.09.22/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年10月 2日 (木)

宮廷画家ゴヤは見た

Photo_17『カッコーの巣の上で』、『アマデウス』を観た人がいたら忠告します。あの感動を期待してはいけません。かといって愚作ではない!筆者が感じたことを素直に言います。ミロス・フォアマン監督は、宮廷画家ゴヤが残した絵画や風刺画を研究して、そこに秘められた当時の国家や社会のモラルをどうしても再現したかったようにみてとれる。当時の画家の使命とは一体なんだったのか?この現代に置き換えれば、それはまさにメディアだと強く感じた!決して芸術ではないのだ!ビデオカメラの代わりに絵筆を振るうゴヤは久米宏(例えが悪いが)であり、キャンバスや銅版画はTV画面です!つまり宮廷画家ゴヤを描くのではなく、ジャーナリストとして激動のスペイン史に立ち会ったゴヤからの偉大なビデオレターと大胆に解釈しました。さあ~ジャーナリスト・ゴヤが激動のスペイン史を映画館のスクリーンへ実況生中継しますよ~お楽しみに!

【試写会データ】2008.10.02/草月ホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 3日 (水)

次郎長三国志

Photo_18時代劇(チャンバラ)は日本人の故郷!この映画を観ながら筆者はそう感じてならなかった。闇に紛れて御用提灯が押し出せばみんなが大好きなチャンバラが始まる。渡世人の義理と人情が現代を生きる筆者の胸を強く打つ。ああ~日本人に生まれて良かった!そんな映画をマキノ雅彦監督(津川雅彦さん)は撮ってくれました、ありがとう。まだまだ叔父であるマキノ雅弘監督には程遠いレベルにあると思います。しかしその志を受け継いだフィルムは確かにマキノ家のDNAを受け継いで燦々と輝いていました。ラストの脚本と演出方法に賛否が集まりそうだが、2時間弱におよぶ『次郎長三国志』は木戸銭を払っても損はしないよ!

【試写会データ】2008.08.30/東商ホール(GTF)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 2日 (火)

パコと魔法の絵本

Photo_19奇抜な演出と極彩色豊かな色彩でスクリーン所狭しと暴れまくる中嶋マジックが臨界点を越え核爆発を起こした!どこかティム・バートン監督の作風にも似た今回の作品は、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』に比べると極めて難解でした。その正体を調べてみたら2004年に全国8都市で公演された<後藤ひろひと>原作の舞台 『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』の映画化だった。恥ずかしいことに演劇に関してまるっきり無知な筆者はコメントの出しようがないのだ!ただ本作を観た印象で想像すると、舞台も難解極めるものだったと思われる。演劇ならではの語感の妙で思わずホロリとさせるシーンあり!お腹を抱えて大笑いしてしまうシーンもあり!今宵は中島マジックにうなされてしまった・・・。次回は海外で絶賛された故寺山修司氏が率いた実験演劇集団・天井桟敷の代表作「奴婢訓」を映画化してね!

【試写会データ】2008.08.29/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月31日 (日)

イントゥ・ザ・ワイルド

Photo_20裕福な家庭に育ちながらも父親の家庭内における横暴な振る舞いを肌で感じながら育った主人公クリス。彼はある計画を実行するために大学を卒業する日まで優等生を演じ育った。大学を主席で卒業したクリスは物質文明と別れるために愛車ダットサンを乗り捨て、銀行カードを切り刻み、紙幣を燃やし、ヒッチハイカーとしてアラスカの荒野を目指すのだが・・・。実話を元に書かれたジョン・クラカワー原作のベストセラー・ノンフィクション「荒野へ」を映画化したショーン・ペン監督。10年に及ぶ準備期間を得て創りあげた本作は純粋そのもの!どこか1970年代に台頭したアメリカンニューシネマを彷彿させてくれる懐かしい映画の香りが漂ってきました。全ての文明を否定して真冬のアラスカへ挑んだ青年の行動には共感できる部分は多々ある。しかし自然の恐ろしさを知らぬ未経験さが彼の思い描いた未来を残酷に奪い去って行く。アラスカの大地へ踏み出す準備期間として、ヒッチハイクをしながら各地で働き資金を蓄える主人公クリス。旅の先々で出逢った多くの人々との交流が彼を大人に育んでいく・・・。その姿は、映画『世界最速のインディアン』の主人公と似ている。名優アンソニー・ホプキンス演じる老ライダーは、二輪車世界最速記録を打ち立てるために英国から米国開催地へ旅立つ。老人の挑戦は愉快であり、実力範囲内のたくましい挑戦だった。しかしアラスカの大地へ踏む込んだクリスの挑戦は、人知を越えた危険で無謀な挑戦!どちらの映画も実話だが、人生の経験が深い68歳の老ライダーと、大学を出たばかりの22歳の青年の差がハッキリと出てしまった。2つの映画を見比べてみるのも悪くはないだろう。どちらも素晴らしい映画です!ショーン・ペン監督ありがとう。

【試写会データ】2008.08.05/有楽町朝日ホール

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年8月10日 (日)

ベガスの恋に勝つルール

Photo_26ソフトバンクモバイルのCMで大人気のキャメロン・ディアス。彼女を観るだけで満足なのだが内容は超B級のラブコメディ~♪低俗な笑いと演出で、今年の馬鹿糞蒸し暑い夏の疲れをぶっ飛ばすにはぴったりの映画です。右手にポップコーン、左手にコークが用意できるシネコンで観れば気分はラスベガス!恋人同士なら土曜の夜のオールナイトがお薦めです♪たまにはこういう映画を観るのも悪くはないね。

【試写会データ】2008.07.30/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラストゲーム/最後の早慶戦

Photo_27近年、毎年のように戦争映画が上映されている。『出口のない海』(06)『母べえ』(06)そして『ラストゲーム』(06年)。題材はそれぞれ異なるが物語の中心には家族がある。悪い言い方をすれば、お涙頂戴ものです。実際、試写会場では涙をすする音があちこちで聞こえていた。映画会社としては大成功である。しかし戦争の悲劇を伝える目的で映画を制作したとすれば、その意図は失敗だと思う・・・。筆者がまだ小学校低学年の頃、郷里の映画館で両親と共に映画『山本五十六』(1968)を観たことがある。主演は三船敏郎さんでした。物語の最後、米国に暗号を解読された山本五十六元帥搭乗の軍用機は撃墜される。その時、ひとりの観客がスクリーンに向かって「お前のせいで日本は戦争に負けたんだ!」と罵声を浴びせ、むせび泣いていた。昭和44年当時、終戦から24年の年月が経過していた。しかし敗戦のショックから立ち直れない日本人がいたとしても不思議ではない時代でした。あれから時は流れ今年で戦後63年!我々日本人は戦争映画を観て泣くのを止めなければならない。当時の日本政府や軍に対して「人殺し~息子を返せ!」と本気モードで怒らなければいけないと思う。映画会社や映画監督は、お涙頂戴の戦争映画を量産しては駄目だ。あの戦争の悲劇を繰り返さないためにはスクリーンにドンドン罵声が飛んでくる反戦映画を作ってほしい。文部科学省から上映中止に追い込まれるくらいの超問題作を筆者は観たいと待ちわびています。※本作は早稲田大学と慶應義塾大学両校の歴史的事実を綴っただけの青春群像劇。それでも観たい人は映画館で観て下さい。

【試写会データ】2008.06.25/よみうりホール

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2008年7月22日 (火)

ダークナイト

Photo_32故ヒース・レジャーがアカデミー賞にノミネートされる噂で持ちきりだが、その噂は現実のものとなるだろう。スクリーンの中で演技をする彼はゾッ~とするくらい本物の狂気に満ちていた。映画は前作『バットマン・ビギンズ』の続編!新たな敵、いや最強の宿敵となるジョーカーが登場する。それを演じるのが本作撮影後に突然その命を絶った豪俳優ヒース・レジャーだ。その死は、検死の結果「薬物死」と報道されたと記憶する。彼の演じたジョーカーは、ティム・バートン監督の『バットマン』でジョーカーを演じた、名優ジャック・ニコルソンのそれを数百倍も上回るものでした。ヒース・レジャーは役に取り憑かれて死んだと思えば少しは納得できるかもしれない。その異形ともいえる演技力は悪魔に魂を売り渡し、その見返りにジョーカーの魂を手に入れたといっても過言ではない。表現が不適切かもしれませんが、映画を観れば誰もが納得するだろう。だからこそ、彼の死は本当に残念でならないのだ!本作は彼の独壇場、史上最強の演技力をお見逃しなく。

【試写会データ】2008.07.22/新宿厚生年金会館

<追記>ヒース・レジャーの死因について

1月22日ニューヨークの自宅で遺体で発見された俳優のヒース・レジャーの死因が、2月6日、正式に発表された。ニューヨーク市検視局の発表によると、レジャーの死亡原因は、複数の薬物摂取による急性中毒だったという。レジャーは、鎮痛剤、精神安定剤、睡眠薬など、医者から処方された薬を6種類服用しており、それらの誤用による事故死と断定された。/ヴァラエティー・ジャパンの記事より

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月19日 (土)

カンフーパンダ

Photo_33本作はすでに中国で上映されアニメ映画としては過去最高の売上げを樹立したそうだ。全編フルCGアニメ作品ながら武道家に扮した動物キャラクターの見応えあるカンフー・アクションは間違いなく観客を魅了した!豪華な声優陣も話題になっているが本作に関していえば、さほどの影響はないと思われます。本作最大のヒットの要因はダークサイドに墜ちた愛弟子と師匠の対決!そこで破れた師匠の仇討ちをする最後の弟子との闘いにある。ストーリーは違えど、まさに<オビ=ワン・ケノービ><ルーク・スカイウォーカー><ダース・ベーダー>の3人の関係そのものだ!だから面白いに決まっています。ちなみに挿入歌「カンフー・ファイティング」は、映画『燃えよドラゴン』(1973年)が巻き起こした世界的なカンフーブームの波に乗り<カール・ダグラス>が歌い大ヒットした曲♪あれから34年後の今夏!永い眠りから覚めてスクリーンで甦る・・・。親子で楽しめる夏休み映画はこれで決まり~。

【試写会データ】2008.07.05/新宿厚生年金会館

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 8日 (日)

奇跡のシンフォニー

Photo_36音楽が大好きで、映画も大好きな人。そんな人にこそ観ていただきたい映画です。ストーリーを追っていけばエンディングまでの筋書きは誰にでも予想がつくだろう。しかし監督は音楽を生き物のように視覚化することに成功している。俳優陣の演技もさることながら、音楽の躍動美、楽器の持ち味、ライブ会場の緊張感、その演出力は最高。数ヶ月前に観た映画 『フィクサー』はスクリーンの中で何が起きているのか最期まで解らず、筆者は映画に置いてきぼりを喰らい、座席で欲求不満になってしまった。しかし本作は最初から最後まで明快だ!原題の『August Rush 』とは主人公がNYの街角で演奏するときの芸名です。何故そう呼ばれるのかは映画を観てのお楽しみ。邦題 『奇跡のシンフォニー』は悪くない題名だが、原題の持つ深~い意味合いには敵わないだろうね。

【試写会データ】2008.06.04/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 1日 (日)

クライマーズ・ハイ

Photo_2原作の「クライマーズ・ハイ」はNHK総合TVでドラマ化(2005年12月/再放送2006年9月)されました。前編・後編2週に渡り映像化されたドラマは、その年のテレビドラマ部門で<優秀賞>を受賞したと記憶している。主役の新聞記者を演じたのは佐藤浩市さんだった。今回の映画化では堤真一さんが演じています。物語は1985年8月12日群馬県御巣鷹山へ墜落した日航ジャンボ機JAL123便(羽田発-大阪行/死者520名/単独航空機事故では世界最大)のスクープ取材に関わった地元新聞社の数日間を克明に描いている。原作者の横山秀夫氏は当時、地元新聞社(上毛新聞)の社会部記者として墜落現場を取材した経緯がある。その経験を基に書き上げた原作だからこそ、他人には決して書けない現場の生々しい息づかいが聞こえてくる・・・。今回の試写会には主演の堤真一さんが特別ゲストで来場しました。堤さん曰く、「この作品はこれからの俳優人生において基準になる作品です。」そして映画を待ち望んでいる皆さんへのメッセージは一言、「感じてください!」でした。※個人的にはNHKドラマの方が「演出」「配役」全てにおいて優れていると思います。

【試写会データ】2008.05.28/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年5月19日 (月)

リボルバー

Photo_2こりゃどうみてもB級ドンパチ映画だと思った。ポスターからしてドンパチを連想させる。しかしこの映画は良い意味で期待を裏切ってくれた!脚本もさることながら演出が光っています。こんなにも胸が高鳴る思いで最期まで見入ってしまうのは、タランティーノ監督作品『パルプフィクション』以来のことだ。思わぬ所でジャパニーズアニメーション?を使ったりハイスピードカメラで主人公の心理状態を描いてみせたり、観客は監督のクリエーションにすっかり染まってしまう。その編集テクニックや俳優の使い方はタランティーノに匹敵する。レイ・リオッタの目の演技、クールな殺し屋役のマーク・ストロング、天才ペテン師役のアンドレ・ヴェンジャミンとヴィンセント・パストーレ。その他にも個性派俳優総出演!この映画ハマリますよ。

【試写会データ】2008.05.19/ヤクルトホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月29日 (火)

最高の人生の見つけ方

Photo_2二人にとっても、映画ファンにとっても、記念すべき初共演となる作品だ。どちらもハリウッドを代表する大物俳優ですから演技よりもストーリーに注目がいくのは自然な流れです。二人のために用意された脚本は非現実的な夢物語ですが浮世離れした映画の世界ですから許します。上映に先立ち試写へ応募された方のハガキを紹介する場面で笑いがおきたので紹介する。「もう先がないので人生の参考にしたい」というものだが、残念ながら非現実すぎて参考にはならない内容でしたね。しかしヒントは沢山あったと思います。映画は、末期癌の宣告を受けた主人公二人が死後3ヶ月~半年を共に生き、最高の人生(友)を見つけるというものです。誰にでもチャンスはあるが、最高の人生(友)を探すのは至難の業だと思う。年齢に関係なく、「病床にある人」「ネットカフェ難民の人」「自殺を考えている人」「いじめを受けている人」など、最高の人生の見つけ方は困難であり宝クジを当てるに等しい確立だが、行動を起こさなければ何も変えることは出来ないし行動を起こしても何も変わらないかもしれません。しかし微量な変化を見逃さず生き甲斐につなげていく前向きな姿勢が大切だと筆者は考えています。

【試写会データ】2008.04.25/よみうりホール

<追記>4月30日(水)ジャック・ニコルソン(71)が来日した。スポーツ新聞で記者会見を読み原題が 『棺桶リスト』であることを知った。邦題 『最高の人生の見つけ方』は日本の配給会社が勝手につけたものだった。邦題とストーリーが一致しなくピンとこなかったが、『棺桶リスト』と聞いてやっと本作のストーリーを素直に受け止めることができた。みなさんも邦題は無視して、原題 『棺桶リスト』を頭の中に入れて映画を見て下さい!※もし筆者が邦題をつけるなら、『死ぬまでにやりたい6つの事柄 』 だね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

靖国

Photo昨年10月に映画 『靖国』を観る機会があった。まさかこんな騒ぎになるとは思わず驚いている。反戦でも靖国批判でもなく、8月15日に靖国神社で行われる事実をフィルムに収めて編集しただけの実に素朴な内容で、メッセージらしきものは何もない。だから本作を「ドキュメンタリー作品」と呼んでいいものか悩むところだ。まず観客は、スクリーンに映し出される8月15日の靖国神社の風景に衝撃を受けるだろう。我々国民が未だかつて見たことがない異次元世界に釘付けとなる!個人差はあると思うが、それを確認するだけの価値はある映画かもしれない。筆者が不思議に感じたことがある。毎年あれだけ話題になる8月15日の靖国なのに日本のメディアがきちんと映像で伝えていないことに気がついた。何か目に見えない大きな意志、あるいは権威に遠慮してのことだろうか?そんな不信感を抱くきっかけになったことが本作の役割なのかもしれない。きっと監督は無心で撮影したのでしょう。無心でなければこんな編集にはならなかったと思います。

【試写会データ】2007.10.某日/都内某所

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月26日 (土)

紀元前1万年

Photoメル・ギブソン監督作品 『アポカリプト』をご覧になった人は「おや?」と思ったにちがいない。物語の中央に流れている本流が『アポカリプト』に酷似してる。本作はマンモスが生存した紀元前1万年を舞台に荒唐無稽な冒険活劇とラブストーリーを軸に仕立てあげています。しかし腑に落ちないのが本作と『アポカリプト』の類似点。主人公のポジション、敵国のポジション、敵国を支配する王や神官のポジション、その配下の戦士のポジション、その建造物に至るまでそっくりだが、違う点は時代背景だ。本作はタイトル通りの紀元前1万年、『アポカリプト』はインカ帝国滅亡前日をモチーフに描かれていた。当然ながら 『アポカリプト』の評価はAであり、本作はBだ。監督はマンモスを敬愛していないし、映画の小道具としか思っていないように思える。そこが物語を陳腐にしている原因だと感じました。もし本作がウォルト・ディズニー制作であれば脚本段階でNGだったであろう。ただし、CGによるマンモス狩りの再現は見事!あ~実にもったいない作品です。

【試写会データ】2008.04.24/国際フォーラムA

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月22日 (土)

フィクサー

Fixer第80回「アカデミー賞」最多7部門ノミネート作品と聞けば誰もが映画館へ足を運ぶだろう。しかも『ボーン・アイデンティティー』シリーズの脚本家監督デビュー作品と知ればなおさらだ。だが予想に反し本作品は極めて難解でした。開始早々、スクリーンで起こっていることがまったく理解できないまま時間だけが過ぎていく。20分を過ぎたあたりで前列センター席に座っていた二人のOL連れが席を立った。試写会では極めて珍しい光景だ!この私でさえイライラして立ちたかったくらいですからね。結果から説明すると、この苛立ちは最期まで気持ちの中で収まることはなかった。私はストーリーを明かさずにレビューを書いているので、説明する例えを探すのに毎回苦労している。もしあの『ボーン・アイデンティティー』が三部作ではなく、一本の映画で完結していたら皆さんは満足するだろうか?本作の答えはそこにあると思います。この『フィクサー』という法廷映画は間違いなく三部作構成であるべきだ。そしてそれは、<農薬汚染>編 <薬害訴訟>編 <隠蔽工作>編 となるはずだ。であれば、本作は『ボーン・アイデンティティー』シリーズ同様の輝きをもって称賛されたかもしれません。しかしあまりにも急ぎすぎた・・・。

【試写会データ】2008.03.19/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

パンズ・ラビリンス

Pans_labyrinth昨年のアカデミー賞3部門の栄冠に輝いた本作がDVDで発売される。それを記念した試写会があったので勇んで出かけた。妖精が登場する冒険ファンタジー映画とばかり思っていた私でしたが、上映開始から20分ほど経過したころ、本作は主人公の心に芽生えた悲しくも美しい反戦映画と理解した。第2次世界大戦中のスペイン政府軍とレジスタンスの攻防に主眼をおきつつ、主役の女の子が戦争という現実から逃避する物語です。反戦映画の顔を持ちながらファンタジー映画の顔も持つ贅沢な脚本に仕上がっている。ハリウッドの3D映像に見飽きた私には、登場する妖精たちの摩訶不思議なキャラクターが新鮮で衝撃的でもあった。スピルバーグも成し得なかった純真無垢な子供の心がここに描かれている!お薦めです。劇中、レジスタンスを統率するボスの姉がスパイとして政府軍で働いている。主役の女の子が彼女になついて “子守歌を歌って” とすがるシーンで流れるメロディ~♪その子守歌を聴いた瞬間、懐かしい昭和の名曲を思い出しました。映画とはまったく関係ありませんが、黛ジュンで「雲にのりたい」をお聴き下さい。

【試写会データ】2008.03.22/セルバンテス文化センター

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月23日 (土)

明日への遺言

Photoこの映画を観て私が感じたことは映画に対する評価ではありません。「我々日本人は学校で何を教わってきたのだろうか?」「文部科学省は敗戦国としての戦争責任について、きちんと情報公開をしているのか?」という2つの疑念だ。映画は原作を忠実に再現したものだと思います。小説の存在を知らなかった私は主人公の潔さに感銘を受けました。何故ならロッキード事件以降、国会の承認喚問で証言をした政治家や財界人の「嘘」や「偽り」を数多く目の当たりにしてきたからです。平気で嘘をつく国や企業のリーダー達の姿に国民は悲しみを抱いていて、うんざりなんです。ところが本作の主人公は違った!巣鴨プリズンで戦犯として国際裁判にかけられたが、強い信念を持ちアメリカ空軍が行った民間居住区への無差別爆撃を非難し、部下たちの軍人としての人権を守り命令を下した最高責任者として罪を全て背負い、絞首刑への13階段を登った。その心はまさに「武士」でした。映画は100%が法廷裁判で構成されている。戦勝国が敗戦国を裁くという状況下で、主人公が放つ言葉の節々から歴史の重みや、その史実をメッセージとして受け取ることが出来るでしょう。是非、劇場で主人公の人柄や仏教徒としての考え方に触れてみてください。

【試写会データ】2008.02.20/ヤクルトホール

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年2月17日 (日)

いつか眠りにつく前に

Photo_2原作を映画化するために集められた俳優たちがまず素晴らしい。無駄のない脚本、絶妙なカメラワーク、完璧な演出「臨終」と「愛」をテーマにした物語なのに悲壮感はない…。本作を見終わって強く感じたことは、主人公のように自宅で人生の幕を静かに降ろしたいと私は感じた・・・。生命維持装置で管理された病室で死ぬのは御免だ!死は誰にでも必ず訪れますがその瞬間をどう迎えるかで、死への重みは随分と軽減されたり、増したりするだろう。宗教で諭す「天国と地獄」とは、この事を示すのかもしれないと感じた私です。それにしても俳優陣の演技には心底、感服した。私は原作を読んでいないが、もし読書後に本作を鑑賞したとしても、自分の頭の中に定着した登場人物やその世界を遙かに越えて映像化されていると思う!また本作ではサントラの完成度が素晴らしいことも付け加えたい~♪映画史にまたひとつ名作が加わりました。(※本作品の感動を伝えるための公式ブログがあるので明記します)

【試写会データ】2008.02.17/明治安田生命ホール

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年2月10日 (日)

ライラの冒険 ~黄金の羅針盤

Photo日本語吹替版を観たのでオリジナル版を鑑賞した場合と印象に狂いが生じていることを始めにお断りしておきます。個人的には外国映画に日本語吹替版は必要ないと思います。オーディションで選ばれた俳優の「演技力」と監督の「演出力」が50%ダウンしてしまうからです。俳優が声を発する事の重要性を配給会社はまったくわかっていない!たとえ子供であっても字幕を読ませるべきだと私は思います。その国で作られた映画はオリジナルのまま上映してください。~以上のことを踏まえた映画の感想になります。
本作品は北極クマのキャラクターが全てでした!彼の存在がなければこの映画はどこを切ってもつまらなく退屈です。副題にもなった「黄金の羅針盤」の意味も本作の中では謎めいていたし、登場人物の背景も漠然としている。頭の中をスッキリさせて映画を楽しみたい方は公開日までに原作を読むことをお薦めします。本作は他のファンタジー大作同様次作を観たくなる終わり方になっています。原作を読むことは決して無駄ではありません。最後にくどくなりますが、初日劇場が混んでいても 《日本語吹替版》だけは絶対に観てはいけません。本作最大のキャラクターであり物語を盛りあげる北極クマの声を担当した緒形拳さんが迫力不足です。しかし緒形拳さんに落ち度はないので誤解は禁物だ。声優をキャスティングした配給会社の勘違いだと私は思います。

【試写会データ】2008.02.09/渋谷公会堂

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月23日 (水)

アメリカンギャングスター

American_gangster4802時間37分の長丁場だが恐れることはない。リドリー・スコット監督が心地よい緊張感でリズミカルに見せてくれるから疲れることはなかった。しかしハリウッドには本当にびっくりさせられる。どうやってこれだけのクラッシッカーを揃えたんだ?風景に衣装や小道具に至るまで徹底した時代の復元にただただ感服だ!フィルムも少し時代を感じる色調にコントロールされていた。ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンは良い俳優だ。今回の役柄でプレッシャーを感じたのはワシントンだろう。クロウはあと20年位経つとあのマーロン・ブランドが演じたマフィアのボス役が似合う俳優になると思う。ただワシントンは実在した黒人麻薬王の役柄にしては格好良すぎないか?本人もそのギャップある差を埋めることに苦労したのではないだろうか?ワシントン以外の黒人俳優の起用も面白かったかもしれない。新人ならもっと良かっただろう。私にはワシントンから麻薬王のニオイを感じとる事は正直出来なかった。多くの人は満足するかもしれませんが、私は納得できなかった。俳優としてクロウとワシントンを比べたら本作ではクロウの優勢勝ちです。作品はまずまずでしたが、ベテランらしく上品にまとまってしまい、荒さが見えないのが残念です。クイント・イーストウッド監督ならそれを出せたかもしれない、配役も大幅に変わっただろう。

【試写会データ】2008.01.22/九段会館

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 6日 (日)

歓喜の歌

Photoティアララ~トゥン♪ティアララ~トゥン♪ティアララ~♪ティアララ~♪ティアララ~トゥン♪由紀さおり姉妹のトルコ行進曲がまさか本作で歌われているとは知らなかった。それだけで爆笑した私だ。このネタはとんねるずが番組で真似てたから禁じ手です監督。木梨憲武夫人の安田成美ちゃんが出演しているから怪しいとは思っていたが、志の輔落語にはないアドリブ?それにしても、「相撲部」「社交ダンス」「男子シンクロ」「吹奏楽部」「カーリング」など、類似点が多い作品が映画化されている。そのジャンルは違えど私は正直飽きています。であれば演出に期待するしかありません。しかし落語家が高座で喋る《落語家ひとり》VS《客席》の緊迫した真剣勝負に映画が負けていると感じました。

【試写会データ】2007.12.26/一ツ橋ホール

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 2日 (水)

スウィーニー・トッド

Sweeneytodd殺人鬼“スウィーニー・トッド”は1975年ロンドンに出現!殺人鬼“切り裂きジャック”は1888年ロンドンに出没した!どちらも実在したと言われているが87年の開きがあるため同一犯とは考えにくい。しかし奇妙な事にジョニー・デップはこの2つの殺人鬼物語に主演している。19日(土)公開されるミュージカル映画『スウィーニー・トッド』と2001年公開の『フロム・ヘル』です。いずれも霧の都ロンドンが舞台!彼が何故こうしたフィルムに惹かれて出演するのか一度訪ねてみたいが本作の彼は今までの彼とはひと味もふた味も違う。パイレーツでも化粧した海賊を演じていたが、本作でも化粧している。演出とはいえ化粧姿が妙に似合う役者だ。当然ながらミュージカルだから前編歌い通しだ♪その歌っているジョニー・デップが恐くて、力強くて、愛らしくて、切ないから困ってしまう・・・。

【試写会データ】2007.12.25/よみうりホール

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2007年12月27日 (木)

母べえ

Photo_2山田洋次監督作品には、「不器用」で「世渡りが下手クソ」で「生真面目」で「正直だけが取り柄」の人々が度々登場する。おまけに決して「裕福」ではない。そんな庶民の日々の暮らしの中に潜む「悲しみ」「笑い」「家族愛」、あるいは「友情」などをフィルムに焼きつけていく。だから観客もスクリーンの前に座れば家族の一員になれる。それが山田洋次監督の映画だ。本作 『母べえ』は、黒澤明監督作品のスクリプターを長年務めた野上照代さんの母親(野上佳代)と家族の物語(昭和15年~終戦)だ。過激な戦争シーンや拷問シーンを描写せずとも、戦争の愚かさや命の尊さを描けることを我々は再認識することができます。この映画は、家族に対しても、世間に対しても、礼儀を重んじることを忘れてしまった日本人への、野上家からのメッセージです。良い映画だと思う!

【試写会データ】2007.12.20/よみうりホール

| | コメント (0) | トラックバック (1)