ウォンテッド
コメディータッチの導入部に嫌気を憶え早々と映画館を去った人もいるかもしれない。マイケル・J・フォックスのコミカルな側面を彷彿させる俳優ジェームズ・マカヴァイの間抜けな演技で幕が開く導入部は、クールな殺人者として活躍する中盤部とは大きな落差がある。その変貌ぶりに観客は翻弄されながら、いつの間にかスクリーンへ釘付けとなって行く・・・。本作は俳優陣の華麗なる銃捌き(ガンプレイ)も見どころだ!そのための演出(カメラワーク)は惚れ惚れするほど計算され美しく仕上がっている。映画 『マトリックス』以降、ハイスピードカメラが捉えたアクションシーンをCG合成で再構築し現実離れした超リアル感をフィルムに焼き付け観客の度肝を抜いて来た。本作はそんな伝説と化した数々の名シーンと比較しても決して見劣りしないオリジナル・アクションシーンを完成させた!現実には有り得ないサイエンス・フィクションもどきだが、発想がユニークだし、知恵を振り絞り、努力の痕跡が至る所に見えるところを筆者は評価します。
【名画座データ】
・2009.01.04(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「アイアンマン」
・1300円(大人)
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