2009年1月 5日 (月)

ウォンテッド

Photo_5コメディータッチの導入部に嫌気を憶え早々と映画館を去った人もいるかもしれない。マイケル・J・フォックスのコミカルな側面を彷彿させる俳優ジェームズ・マカヴァイの間抜けな演技で幕が開く導入部は、クールな殺人者として活躍する中盤部とは大きな落差がある。その変貌ぶりに観客は翻弄されながら、いつの間にかスクリーンへ釘付けとなって行く・・・。本作は俳優陣の華麗なる銃捌き(ガンプレイ)も見どころだ!そのための演出(カメラワーク)は惚れ惚れするほど計算され美しく仕上がっている。映画 『マトリックス』以降、ハイスピードカメラが捉えたアクションシーンをCG合成で再構築し現実離れした超リアル感をフィルムに焼き付け観客の度肝を抜いて来た。本作はそんな伝説と化した数々の名シーンと比較しても決して見劣りしないオリジナル・アクションシーンを完成させた!現実には有り得ないサイエンス・フィクションもどきだが、発想がユニークだし、知恵を振り絞り、努力の痕跡が至る所に見えるところを筆者は評価します。

【名画座データ】
・2009.01.04(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「アイアンマン」
・1300円(大人)

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2009年1月 4日 (日)

アイアンマン

Photo_6人が乗り込み操縦する戦闘型巨大ロボットの代名詞といえば日本アニメ界が世界に誇る『マジンガーZ』や『ガンダム』がある。本作に登場するロボット型兵器はハリウッド映画『ロボコップ』シリーズのように、殉職した刑事の脳組織をロボットに移植したサイボーグ・ポリスとは異なりコンピューターを登載した鋼の鎧を装着するロボット・スーツ!胸に埋め込まれた光る動力源が本作のキーワードとなる。主役の天才兵器科学者を演じたベテラン俳優<ロバート・ダウニー・Jr>の若々しくエネルギッシュ溢れる好演が物語を次回作へと導いて行く。誰がご覧になっても痛快娯楽作品として楽しめるでしょう♪

【名画座データ】
・2009.01.04(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「ウォンテッド」
・1300円(大人)

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2008年3月 1日 (土)

ボーン・アルティメイタム

Photo_2緊張感がスクリーンからほとばしる映画だ。しかもシリーズ全作に渡り、手に汗握るドキドキ感が途切れることはなかった。それを可能にしているのが随所で使われているアクションの数々であり、撮影技術だと思う。ハリウッドで一時ブームとなった香港式ワイヤーアクションを使用せずに、ハリウッドが蓄積した格闘技術やカーアクション技術の全てをここに総動員した、まさに「アクション映画の集大成」と言っても過言ではない!主人公ジェイソン・ボーンのために開発されたオリジナルを強く感じた本作は、同質のスパイ映画やサスペンス映画とは明らかに異なる世界観で魅了する。また本シリーズを観て思ったのだが、マット・ディモン主演の『007シリーズ』を真剣に考えてみてはどうだろう?史上最強のジェームズ・ボンドが誕生すると私は信じている。

【名画座データ】
・2008.2.24(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「バイオ・ハザードⅢ」
・1300円(大人)

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2008年2月27日 (水)

バイオハザードⅢ

Photoシリーズものは最後まで観る主義だ。結果を先に言えば本作の出来栄えには正直がっかりしました。「Ⅰ」を越えられないもどかしさと、「Ⅱ」でネタを使い果たし、「Ⅲ」はエンスト寸前のポンコツ車同然で、どこを切ってもオリジナリティーを感じることはなかった。ゾンビ化した烏の大軍はヒッチコックの『鳥』だし、醜い超人の出現は『アルタード・ステーツ』のようでもあり、砂漠を進む武装車の進軍は『マッドマックス・サンダードーム』ですかね。主人公アリスはマカロニウエスタンさながら襲いかかるゾンビ群を射抜く。そうしたアクションシーンの積み重ねが本作の正体でした。一番残念だったのは科学者が醜い怪物と化したシーン。その表現力の陳腐さが本作を超B級作品に押し下げてしまった。シューティングゲームの世界にこだわり過ぎた事がクリエイティブの低下を招き帳尻合わせのやっつけ仕事になったな~と、私は感じた。

【名画座データ】
・2008.2.24(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「ボーン・アルティメイタム」
・1300円(大人)

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2007年10月21日 (日)

ダイハード4.0

40シリーズ4作目は「コンピュータテロ犯罪」をテーマにした犯罪集団が相手だ。題材的には韓国映画でも邦画でも同系列の映画はすでに存在するが、そのスケールの大きさでハリウッドに敵う国は存在しない事を改めて痛感した。マクレーン警部はアメリカの正義を演じているわけだが、ある意味それは恐くもある。今回はマクレーン警部の娘が登場する。ロッキーでは息子が登場した。スーパー・ヒーローが離婚や妻との死別を経験し、子供との関係に悩んでいる姿が描かれている。シリーズ大作はマンネリ化する欠点もあるが一方では家族や親子関係を描ける利点もあり戦力になる。個人的に評価しても本作はシリーズ史上最高の出来栄えだと思います。

【名画座データ】
・2007.10.14(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
・1300円(大人)

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2007年10月14日 (日)

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

30社会現象にまで発展した『パイレーツ・オブ・カリビアン』。その最終章ワールド・エンドがやっと名画座に落ちてきた。第3話の見所は、七つの海を支配する海賊船の首領が総結集することだが、個人的には「ザ・ローリングストーンズ」のキース・リチャーズが、ジャック・スパウロウ船長の父親役で出演するからたまらない!出番は数分間だが、その存在感で海賊王をみごとに演じていた。シリーズ大作の歴史は1978年公開の『スター・ウォーズ』から始まったと記憶しています。この30年間でわかったことは、シリーズ作品継続の最大の秘訣は偉大なキャラクターが誕生するかに命運がかかっている事だ。しかも一人ではなく複数だ。善と悪の数が多ければ多いほど大ヒットする。本作でもたくさんのキャラが誕生して物語をひっぱっているが、個人的にはバルボッサ船長がお気に入りです。今後シリーズ第4話が制作されるかどうかは、ジョニー・デップ様の気分次第だろう。

【名画座データ】
・2007.10.14(日)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「ダイハード4.0」
・1300円(大人)

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2007年6月 3日 (日)

カポーティ

Photo_232カポーティを見た。噂どおり主演男優の演技だけで物語をグイグイひっぱる映画だ。彼の異常とも思える怪演を通じて作家カポーティという人格に出逢う事ができた。「冷血」という小説が完成するまでを追い続けた本作は死刑囚と作家の奇妙な交流を描いているが、映画より主演男優フィリップ・シーモア・ホフマンの圧倒的な存在感に圧倒される。演技なのか?カポーティの霊が降臨したのか?その震えるくらい怪しい怪演があまりにも精神的にリアルだったので書店で「冷血」を買って読んでみます。

【名画座データ】
・2007.2.23(金)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「キンキーブーツ」
・大人1300円(割引券200円使用)

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キンキーブーツ

Photo_234バレエダンサー志願の少年の成長を描いた「リトル・ダンサー」が好きな方にはお薦め。そのユーモア、ジョーク、センス、ファッション、私は好きですよ。ところで本作が実話だと聞いて脚本家の一人であるティム・ファース氏の作品歴を調べてみたら過去にも実話の脚本を手掛けています。英国の小さな田舎町で世界初の婦人会ヌード・カレンダーが製作され30万部を売上げて話題となった「カレンダー・ガールズ」がそれです。白血病撲滅のために一肌脱いで毎年カレンダーで12枚のヌードを披露!その売上げを全額寄付する中年叔母様グループの実話です。映画は見ていませんが、『実際にあった感動秘話』として紹介されたTV番組を見ていたので思い出しました。人情話しに弱い日本人にはたまりません!同じ島国気質の英国流「人情ドラマ」万歳~♪ですね。

【名画座データ】
・2007.2.23(金)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「カポーティ」
・大人1300円(割引券200円使用)

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X-MENファイナルデシィジョン

X3どことなくブライアン・デ・パルマ監督の初期の名作「キャリー」を彷彿させる内容におや?ジニーとキャリーすごく似ていますね。どちらも最後は暴走して死んでしまうところもそっくり。「キャリー」の原作はスティーブン・キングですから文句のつけようがない仕上がりですが、本作「X-MEN」のだらしないところは、ミュータントの内面や苦悩がきちんと描ききれていないところにあると思います。主要人物すべての結末を描こうとして描ききれず、バトルシーンのCG合成に力点がおかれ映画は終わってしまう。ジニーをもっともっと深く掘り下げたヒューマン、いやミュータントドラマにすべきだったと私は思います。1話2話が良く出来ていただけにすごく残念です。やはり監督が変わったのが敗因でしょう。それとも脚本段階の問題かな?

【名画座データ】
・2007.11.23(金)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト」
・大人1300円(割引券200円使用)

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デッドマンズ・チェスト

Photo_233ディズニーのドル箱となった海賊シリーズ絶好調ですね!まぬけでお調子者だけど最後は強運で危機を乗り切るジャック・スパロウ船長、どこか「無責任男シリーズ」の植木等さんに似ていませんか。冒頭の土人相手の見せ場なんて「お呼びでない?お呼びでない!こりゃまた失礼しました!」ほらそっくりです。水車が転がりだす決闘シーンは天才コント集団ザ・ドリフターズの「8時だよ全員集合」の定番だった大掛かりなセットコントを見ているようでしたね。日本人が大好きなお笑いのDNAが「パイレーツ・オブ・カリビアン」には詰まっている。だからヒットするのは当然ですね~早く次回作が見たいです!

【名画座データ】
・2006.11.24(金)
・三軒茶屋シネマ
・同時上映「X-MENファイナルディシジョン」
・大人1300円(割引券200円使用)

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