フロスト×ニクソン
子供の頃に感じたニクソン大統領の印象は「嘘つき」「悪者」「犯罪者」「恥さらし」と悪いイメージばかりだ。ウォーター・ゲート事件の顛末を描いた映画『大統領の陰謀』(主演/R・レッドフォード、D・フォフマン)の影響も少なからずあるが、大人になってもニクソン大統領への評価は変わらずにいた。ところが本作を鑑賞した2009年10月1日(木)夜7時頃から、人間リチャード・ニクソンが可愛く思えて仕方ないのである。劇中ニクソンを演じた名優フランク・ランジェラから受けた影響は多大であるが、いい奴じゃんニクソン!なのだ。フロストを演じたマイケル・シーンの演技も素晴らしい。英国人TV司会者デビッド・フロストが米国進出の足がかりとして企画したニクソン元大統領へのインタビューが事の始まりだった。実話を題材にした二人のスリリングな舌戦と心理戦は見物です!本作は舞台化された後の映画化であり、主演の二人は舞台と映画両方でフロストとニクソンを演じている。最高の映画です。(※当時、全米で最高視聴率を叩き出したTV番組を見たいのだが、NHKあたりで買って放送してくれないだろうか?)
【名画座データ】
・2009.10.01(木)
・早稲田松竹
・同時上映「MILK」
・800円(映画の日)
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